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O市のノアです。
3月31日の無念を晴らすべく再び東京ディズニーランドに行ってまいりました。
さて今回は7月1日火曜日という日本国にとってはなんでもない日を選んだわけです(O市は市制記念日ということで小中学校は休みではあるが)。
しかしそれに慢心することなく周到な準備を重ねたのだった。
先回のディズニーランド行きの反省から以下のことを実施しようと計画。
(反省を生かし二度同じ失敗をしないのが人間の証ですわ!)
まず、出発は前日の夜とし夜中までに東京近辺に到着する、次に、マジックキングダムクラブに入会し割引を得るさらに、前売り券を買う、です。
このうち後者2つを実施すべく有給休暇をとりました。
まずマジックキングダムクラブは会社施設で極めて簡単に入会(でも割引率が低いね、10パーセントいってない)、返す刀で前売りも買おうと下の旅行会社に行こうとしたがディズニー指定代理店ではない(マジックキングダムクラブのパンフレットに書いてあった)ので頓挫。ここで女房が、”天気がわからんので前売りなんぞ買わんでよい。平日だし”と口走った。私ももっともだと納得したのだった。
さて、そうはいっても先回のことも有り、悪魔の如く心配症の私は、6月29日と30日の夜にディズニーランドに電話して”7月1日の当日券ありますよね”と聞き”大丈夫です”の返答を得ていた。
いよいよ6月30日の夜。晩飯と入浴をすませた我が家族4人は飲み物たくさんと朝飯を積み込み、後部座席をフラットにして布団も積んだノア君に乗り込んだのだった。時は21時30分。子供2人は出発後ほどなく後部座席でお寝んね。
比較的空いている東名を一路東へ。ガソリン節約の省燃費運転だ。105km以上は出さず。途中1回休憩し海老名サービスエリアにそれでも0時30分過ぎに到着。
ここで寝ることにした。ところが寝れん!大体大型トラックが周りにくるんだがそいつらはエンジンかけっぱなし。それがうるさい、熱い、くさい!めげずに寝ようとしてやっと1時間ほど寝たが、目がさめた。女房もおきて気持ち悪いと言い出す。子供も2人とも起きる。このとき2時30分くらい。
こりゃいかん。ディズニーランドまでいっちまうかと思ったが、駐車場の外にトイレがあるかどうかわからんので止める(眠かったこともあるが)。そこで空気のよいところへ移ろうとパーキングエリア内を少し歩く。結局大型トラックが止まれない小型駐車エリアの最前列(ここは縦が小型1台分なので)、大型はいかにずうずうしい人でも駐車できんのだ)に移動した。となりにランクルがいたがエンジンは停めている。移動して、空気とはこんなにもきれいなのかと実感、しかもうるさくない。(しかしもっと無料の仮眠施設でもたくさん作らんと、エンジンをかけっぱなしの大型トラックや一部の乗用車の存在で日本の環境保護は空念仏では.....)
ここで子供も女房も私もころっと寝る。
一回4時30分ごろ目がさめたが、結局5時15分ごろまで寝る。
さあガソリンを入れて一路ディズニーランドへ!
そしてついに夢にみたディズニーランドの駐車場門前に到着。このとき6時15分。
天気も快晴。まるで我が家族の心がけを祝福しているようだ。
先客も10台くらいしかおらず、これなら今日はすいてるかもねと思ったのだった(ここで門の外にトイレ発見!次からはここまで一気に来て寝ようと思ったのだった)。
さて7時に門が開き、駐車場の中へ。駐車したのち券売り場へ様子見に。
まだ開いてないし入場門も含め客の姿は極小。安心してとたんに睡魔が襲ってきた。
車に帰り、女房と子供は朝飯を食べるといったがオレは寝るといってすぐ寝入る。券を買ってこいとかゆめうつつで女房とやりとりした。そして”門の前に結構並んでいるわよ”という女房の声に起こされる。
このとき8時12分。
”券は買えたか”が私の第一声。券の現物を見て難関を突破した気持ちになる。
ところが、ふと前をみて寝ぼけ眼の私がフロントウィンドウ越しに見たものは....
なんと途切れることなく入場門に向かって歩いていく人の群れ群れ群れ!
よく見ると旗を持った人がひきつれてる、うーーん団体か!小中学生が多いぞ!
今日は学校ある日でしょ!O市民がみんな来たか!
横を見るとサイドウィンドウ越しにまだまだ続々入ってくる観光バスの群れ群れ群れ!
これはいかんと、私の朝飯もそこそこに我が家族も入場門へ。
そこへいくとどの門からの列も駐車場にはみださんばかり。しょうがないので並ぶ。
ここで周りの小中学生の話しを耳に入れてみるとO市付近のなまりじゃないぞ!
うーーん今日が平日なのはさてはA県とS県だけかと真剣に考えてしまった。
そのうち9時になり開園。でも列が進まない。
並んでいるうちに真っ先に行こうとしたビッグサンダーマウンテンが休止してるのを知る(掲示物が貼ってあった)。
そこで真っ先にどこに行こうかと考える。ミクロアドベンチャーかスターツァーズか。
ミクロのほうは一度に360人くらいはける(これ前々日にディズニーのwwwページを子供2人に探索させて得た情報の一つ)よって回転早いだろう。だったらスターツァーズだ、と決める。....ミクロのこの認識がとんでもない間違いだとはこのとき知るよしもない....
優に30分以上まって入園。スターツァーズに向かう。首尾よく空いていて15分くらいの待ちで乗れた。私はこれが好きだが、子供2人もそれなりに楽しんだみたい。
しかし6年前に乗ったときと全く変わらんなあ...当り前か。
次に子供のリクエストによりトゥーンタウンへ。
少し見たが、どうみても幼稚園以下の子供向きとしか思えず。
たまたまロジャーラビット(私映画ーアニメと実写の混合ーのビデオ持ってます)のショーをやってたので人混み越しに見る。下の子(小3)をおぶりながら。
ど快晴で暑い!おんぶが重い!ということで内容を楽しむどころじゃない。
終わってアイスクリームを買い(アメリカそのものの、ど甘いキャンデー)食べる。
ミクロアドベンチャーに行こうとしたが列の長さを見てかつ1時間以上待ちと言われ断念。
次はホーンテッドマンションへ。それにしても人が多い。私が前きたとき(6年前の日曜日でした)よりも多いんじゃないか。やっぱり今日は日本国は休日なんだ(違うのはA県とS県だけや)。
ホーンテッドマンションも外から並んでいたが、ここは列が庭園の木陰だったので苦にならず。30分ぐらい待ってアトラクションの中へ入れる。さてここでは子供が怖がり(とくに長女ー小6ーは出てきて座り込んだ)下の子もボックスに乗ってる間じゅう怖いと言い続けていた。でも長女はずっと目をつぶっていたそうな(女房の話し)。
次はスプラッシュマウンテンと決めまた移動。
ここで11時を少し過ぎたので混でることも考え早く昼飯を食うことにした。
スプラッシュマウンテン近くのレストランへ入る。おお、がらがらだ。判断は正しかった。
ハンバーグプレートとチキンプレートを注文。食ってびっくり。とてもまずい!
アメリカナイズされた味だが、アメリカのファミリーレストランでもここまではまずくないぞ(同等だったのはMr.Steakというレストランのステーキの味。思い出してしまった)。だからすいていたのか。ということで家族4人とも残す。なんでも食う女房と長女も残した!
早々に退散しスプラッシュマウンテンへ。
40分待ちと言われて並ぶ。並ぶ途中にスプラッシュマウンテンが落下するところを見れる場所があった。それを見て子供2人にプレッシャがかかった模様。
列が建物の中に入った。
ここで気がついたがアジアの人達の多いこと!日本観光の一環にディズニーランドが組み込まれていることを感じた。でもアメリカ人の日本観光には組み込まれてないだろうな。
そうだったら面白いんだが。
ここからぐるぐる長いんだ。そのうち次女が気持ち悪いと言い出す。プレッシャと中の人混みのせいか。なんとかなだめてスプラッシュマウンテンに乗り込むとこまで持たせた。
さて落下するところが3〜4箇所あったがとても楽しいものでした。
途中平坦路をぐるぐる回るところがやや冗長であるが。とくに外界にでて落下するところは面白い。水も顔にしかかからんし。
下の子はもう一回乗ろうと言い出したのだった。乗る前の緊張はどこへやらですね。
終わったあと落下途中の写真も売っておりそれも購入。
このあたりから私は疲れと眠気で頭が回りだした。
ここで又ミクロアドベンチャーに行ったが列は前にも増して長く炎天下に並ぶ気もおきず。
となりに富士フィルムのアトラクションがあったので入る。
要は360度スクリーン。それなりに楽しんで出てくる。
もう昼のパレードまで30分ちょっとだったので場所とりしようとメイン道路へ。最前列にあたるところもぽつぽつ空いておりそこへシートを敷く。AE86の情報の露払い云々を思いだし、夫婦のどっちかがいつもシートの上にいるようにしてパレードを待つ。
パレードが始まったが、やはり最前列は手など振り返してもらえたりして格別。
子供も夢中で見ていました。でもビデオは近すぎて取りにくい。
でも昔のパレードより山車の上でのキャラクターの動きとか、山車に乗ってるキャラクターも少なくなってるね。最前列の人は今のほうがよいかもしれんが、2列目3列目のことも考えると昔のほうが心使いがあったような気がする。
さてパレードが終わってアドヴェンチャーランドへ向かったがこのへんで私はますます頭がぐるぐるふわふわしだす。もう頭と体が別になったみたい。
そこでギブアップし女房と子供に、オレは車の中で寝てくると宣言し5時30分にワールドバザールの入り口で待ち合わそうと言い残し駐車場へ戻る。横になったが眠れなかった。1時間ちょっと横になったのち待ち合わせ場所でおちあい早めの夕食。
アメリカ味にこりたので、和食ならいいだろうと思い和食へ。
うーーんやっぱりこういうところでは期待するのは野暮ということがわかりました。
さて本命の夜のパレードの場所とりをすべくメイン道路へ。ところがまだ1時間30分前だが、既に一等地の最前列は全部埋っていました。この後ろのベンチも全てうまっていた。
(AE86メールでの2時間前から場所とり始まるは、A県とS県の平日でもホントだった!)
しかたないのでパレードが停止してショーをやるさいの最後尾にあたるという二等地のベンチを確保。最前列にしようかと思ったがビデオ取りを考えベンチにした(昼のパレードでキャラクターとの手の振りあいはやってるので子供も異存なし)。
さて、私をベンチに残し女房と子供はショー見物と買い物へ出発。
待ってる間に私がみたものは!?
まず、対面のベンチで見つめあいキスを繰り返す大学生らしきアベック(こういう言葉は今死語か?)私は思った。おまえらどうせやるならオッパイ出させろ!スラックス降ろして手を入れろ!なんせまだ頭がぐるぐるふわふわですもん、こういうことしか出てこない。
次に私の目の前に子供4人(みんな幼稚園くらい)とその母2人が登場。
子供にここの場所にいろと荷物と座るための紙を敷きつつ命じた母2人は買い物かなんかへとんずら。
子供は健気に座っていた。そこに意地のわるそうな顔をした若い夫婦(ベビーカーつき)が登場しその子供と隣で場所をとっていた別のおとーさんの間の狭いスペースにどっかと腰をおろす。夫婦2人分なかったので、子供達の荷物の領域にも入り込んで(だって逆は別のおとーさんがいるので浸食できないもの)。
このどっかと腰をおろすときにも周りにすみませんという心使いもないのよね。
さて子供は文句も言わず座ってお互い遊んでいる。
それをいいことにこの若い夫婦がどんどん場所を拡げていく。ついにはベビーカーまで最前列に並べてしまった。
私は何か言ってやろうか(子供のおとーさん面して)と思ったが、子供達が座る場所は存在しているし、子供を放って2人ともどっかにいってしまうような母親の座る場所がなくなったってどうってことないかと思い返し黙っていた。
さて件の対面のアベックはと見るとまだ見つめあいキスを飽きずにやってる。
進展させろタコ!
と、子供を放った母親2人が帰ってきた。自分達がとったと思った場所の状況を見て驚き、にくたらしい顔付きの若夫婦にくってかかる。
「ここ荷物が置いてあったでしょ。」
そこで若夫婦の女のほうが、鼻で笑いながら「聞いたらいいよといいましたよ。」
まったくよくいうぜ!
ここで口論になったら私が大岡裁きをしようと思っていたが母親はぐっとこらえて終わり。なんたって放っておいたひけ目があるし。
と、うちの女房と子供も帰ってきて、まもなくパレードが始まった。
やっぱり夜の電光パレードはわくわくしますね。目もさめました。
でもこれも昼のパレードと同じく、昔のエレクトリカルパレードと比べ、山車の上のキャラクターの少なさとか、動きのなさが目立つ。というのも停まってのショータイムがそれをカバーするものだからであろう。
ということは一等地や二等地でショータイムを目にできる人にはいいだろうが、その他の人のことも考えるとやはり心使いは昔のパレードのほうが感じる(昔のパレードのほうがどこでみてもほぼ平等に楽しめるということ)。
この昼と夜のパレードの昔(私が昼夜知ってる昔とは1983とか1984年のこと)とくらべての差をみると、自分さえよければよいという風潮がますますはびこってきた社会状況と重なるところがおおきいなと感じました(だからにくらしい顔付の若夫婦みたいな行動も出てくるしね)。
まあこのまま”自分さえよければよい”で突っ走ると日本も終わりでしょう。
電光パレードで目がさめた私も含めさあもうミクロアドベンチャーに行っても入れるだろうと考え家族4人で移動。ところがどっこい。昼と同じ列でした。あきらめて家路につくべくディズニーランドを後にする。
駐車場を出たのは20時45分くらい。5分もしないうちに子供2人はお寝んね。
女房も首都高出るまでは起きてたが用賀インター超えたころには熟睡。
おとーさんは、家族の眠りを妨げないようラジオも消して一路西へ。休憩でストップしたらもう走り出す気力が失せると考えノンストップ。
うーーん。でもノアは120km以上は怖くて出せん!もっと早く帰りたいんだが!
とくに箱根当たりのカーブは神経使う。トラックに抜かれるときも一瞬接地感ゼロとなり1mくらい飛ばされてふらふらする。という状況だが飛ばせるだけ飛ばす。
途中牧ノ原でトイレストップ。このときも家族はみんな寝たまま。
気力を振り絞って再び西へ。
家に着いたのが0時15分。
女房はOインター手前で起き、長女は家につく5分くらい前に起きた。
次女は家の駐車場で停まってもまだ寝ていた。
次の日は会社だったが、8時30分まで起きれませんでした。
次はちゃんとした泊まりか一般交通機関でいきたいもの。